Mitsubishi Fuso U-MP218K
元東京都交通局
2010年、Tanjung Priukにて撮影。
Tanjung Priukから20kmほど離れたCililitanに向け出発する元都営の三菱エアロスターM。
下の2009年撮影時の写真から一年ほど後に撮影したこちらの姿では、前面の茶色の帯が追加され、帯の太さは違えど、より元の姿に近づいていて、驚いた。
このように、PPDが運行するバスは、頻繁に塗装が塗り替えられたりアレンジが加えられたりと、撮影していて飽きることがなかった。
「PPD」(Perusahaan Umum Pengangkutan Penumpang Djakarta)はインドネシアで最大規模の約150台を導入したインドネシア国営のバス会社。
2000年代初め、PPDが運行する車両の経年劣化による稼働車減少が課題となる中、姉妹都市の東京都から市場価格の半額程度の一台約50万円で引き渡す流れとなった。2002年8月には元都営バス50台がPPD所管の路線バスで運行を開始。 ※
その後は導入したバスに不具合もなく、調子が良かったことが評価され、同様の日本製中古バスを追加で100台導入することに至った。この追加導入分は、都営バスのみならず、神奈川中央交通、相鉄バス、京王バス、京急バス等様々な車両が渡ることとなった。
※一部を2002年8月28日じゃかるた新聞掲載より引用。 [じゃかるた新聞 都バスがジャカルタにお目見え]
2009年、Cililitanにて撮影。
2002年に運行開始してから7年ほど経つ頃、その日も、終点のCililitanではUターンをし、忙しなく折り返し運行を行っていた。