南アジア、インドの南東に浮かぶ、北海道の約0.8倍のサイズの島国、スリランカ民主社会主義共和国。
古くから日本製中古車の輸出が盛んであるものの、その多くは自家用車、トラック、マイクロバスなどで、路線バスの数は多くはない。
特筆すべきは、2004年に発生したスマトラ沖大地震による津波で甚大な被害があったことを踏まえ、2005年に東京都から177台の路線バスが無償譲渡された事例。これらは、スリランカ全土に路線バスを展開するSLTB(Sri Lanka Transportation Board)にて運行開始し、2023年現在まだ少なからず現存する車両もいる。
その他のケースだと、現地でスクールバスや貸切バスとして活躍している事例もあり、スリランカ全土に日本製中古バスが散らばっている。
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